2010年5月12日水曜日

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

成功にはリスクがあり、大きな成功ほど、失っていくものも多い。
知識をつける代わりに、自分の中で何かが失われていくのを感じる。
それでも知識欲は無くならない。
僕はやっと気がついた。冷静でいるよりも、必死でいるほう大事だ!

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」という映画は二時間超あるが、全編に漂う緊張感により、息をつかせず、より時間の流れを早く感じるだろう。
その一番の要因は音楽で、これは歴代の映画と比べても、遜色ないほど魅力的に聞こえた。
レディオヘッドのギタリスト、ジョニー・グリーンウッドは、バンドでは才能の一片しか見せていなかったとばかりに、映画に完璧にマッチした不協和和音を多用したオーケストラのスコアを書き上げている。

セット、衣装については、DVD特典で見ることができる1900年前後という時代の写真をよく研究しており、ほぼ写真通りで、衣装はおそらくヴィンテージではないにしろ、非常によくできている。

また、ダニエル・デイ=ルイスの独特の間が生きている演技、爆発などのアクシデントをダイナミックに撮影した技術も素晴らしいものがある。

ただし、ラストシーンはもっと時間をかけるべきだった。

この映画の主人公であるダニエルとイーライは失うものを感じながらも、内側から湧き出る欲に飲み込まれた。
しかし、この弱さがなければ、人間とはいえない。

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