もし女の子に生まれれば、花柄のワンピースを着て、草原を走り回り、お花を集めて首輪を作ってみたい、と思うかもしれない。
すべてが希望に満ちていて、宇宙飛行士だって、学校の先生だって、お医者さんにだってなれる。
夢の中でなら、何でもできる。世界にも、手を差し伸べられる。
「ペイネ 愛の世界旅行」は女の子だけの夢ではなく、世界中すべての子供がみる夢の中を映画に映し出したような作品であるといえる。
物語をやや断片的にして、観る人を心地よい夢の世界に誘うリズムを作る。
僕はレイモン・ペイネという人を知らなかった。
もしもチェザーレ・ペルフェットという監督が、「ニューシネマ・パラダイス」などの音楽を担当したエンニオ・モリコーネと、もっと多くのアニメ映画を作っていたら、と思う。
僕がなぜこの映画を観ることになったのか、わからない。
なぜこの映画が現在名作として多くの人々に認知されていないのか、わからない。
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