2010年5月18日火曜日

食人族

カニバリズム、人肉嗜食、ゾンビ、僕は変態なので、なぜかこれらに魅力を感じてしまう。
しかし、日本人にとって、人肉を食すという行為とは無関係とはいえないのかもしれない。

嘘か本当かわからないが、南米のどこかの民族は、伝統的に人肉を食す習慣が今現在も残っており、その中でも野菜を多く摂っている日本人、男性よりも女性が世界中のどの人種よりも美味だと語っていた。

「食人族」はフェイクドキュメンタリーの元祖的な作品で、最近の作品と違う点は、謎解きの要素が少ないという点がある。
食人族と文化人、本当に人間を食べているのはどっちだ。という裏のテーマはあるが、単純にリアルだと思わせるように構成されているため、特にこのテーマを隠そうとはしていない。

音楽も優れていて、全編に使われるチープで気の抜けた音は、観客の吐き気を増強させる。
演技や特殊メイク、セット、演出などもよくできており、映画としての質は非常に高い。

僕はこの映画を観て、2,3日は肉を普通に食べられなかった。亀を見ると、今でもこの映画を思い出し、目を背けてしまう。
もしもベジタリアンになろうと思ったら、真っ先にもう一度この映画を観ようと思う。

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