音楽と同様に、映画においてもオープニングは重要だ。良ければ信頼を得られるし、そこで興味を失ってしまえば、その後は観てもらえないか、作品を通して信頼を回復するしかない。
カルト映画界においてのロバート・ジョンソン、クロスロードで映画の悪魔に魂を売ったであろうラス・メイヤー監督の最高傑作であるこの作品のオープニングは、映画史上ナンバーワンといってもおかしくないほど、キレている。
ウッドベースに乗せ、黒の画面に、ナレーションの声を音声波形のように流す。これはもう、一流のアート作品として十分に通用する。
さらに、この映画のために書き下ろされたであろう「Run pussycat」という最高!!の曲に乗せて、ゴーゴーガールズは踊り、男たちは狂う。
これだけで、映画1本分の満足感は得られる。
この映画は、砂漠のシーンが多い。そこでは、被写体を下から見上げるようなカットがいくつかある。その撮り方はred hot chili peppers の「give it away」のPVに影響を与えたのではないかと感じた。
3人のPussycatたちが暴れる。それだけしかストーリーはない。いや、それだけで十分だ。だって、楽しいんだから。
Welcome to Violence!!



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