やった!
ゲルマン魂、98年にゲームで使い始めてからいつも密かに応援してます。
tbsの解説と小倉さんの頭の悪さが際立っていました。
ミック・ジャガーくらい知っておいてください。
どっちもイングランドを応援してるのがバレバレだっただけに嬉しいです。
でもゴメスもキースリンクも機能してなかったのが気がかりです。
バックラインとボランチの間の守備も危ないので、メッシがきたら怖いけどがんばれ!
2010年6月28日月曜日
2010年6月25日金曜日
砂の女
「砂をかぶるとカビが生えてしまいます。」
「砂漠の砂は乾燥してるんだから、カビなんて生えるはずがないじゃないか。」
この意味のわからない会話を理解する必要なんてなく、ただ楽しめるようにならなければ、シュールレアリスムを楽しむことは難しい。
日本のシュールレアリスムを代表する作家、安部公房の原作であるこの作品は、学者が見知らぬ村民に砂漠の中の蟻地獄のような穴の中の住家に泊まらせられ、そこから抜け出せなくなる。
当然そこから這い上がろうとするが、その深い穴の中から外の世界を見るために抜け出そうとする姿は、手塚治虫の「火の鳥黎明編」を思い出した。
勅使河原宏監督はクローズアップを多用し、そこから時間を掛け、じっくりとスライドさせることにより、じわじわと観る者に恐怖の感情を与える。
音楽も非常に効果的で、映像のタイミングにあっていることから映像が出来上がってから音楽をつけたと思われ、その不協和音は、恐怖のイメージをより強くする。
岸田今日子さんを起用したことも当たっており、これもまた、雰囲気を高める要因となっている。
また、衣装、セット、照明の質も高い。
日本映画のシュールレアリスム作品として、トップ3には間違いなく入るであろう傑作。
「砂漠の砂は乾燥してるんだから、カビなんて生えるはずがないじゃないか。」
この意味のわからない会話を理解する必要なんてなく、ただ楽しめるようにならなければ、シュールレアリスムを楽しむことは難しい。
日本のシュールレアリスムを代表する作家、安部公房の原作であるこの作品は、学者が見知らぬ村民に砂漠の中の蟻地獄のような穴の中の住家に泊まらせられ、そこから抜け出せなくなる。
当然そこから這い上がろうとするが、その深い穴の中から外の世界を見るために抜け出そうとする姿は、手塚治虫の「火の鳥黎明編」を思い出した。
勅使河原宏監督はクローズアップを多用し、そこから時間を掛け、じっくりとスライドさせることにより、じわじわと観る者に恐怖の感情を与える。
音楽も非常に効果的で、映像のタイミングにあっていることから映像が出来上がってから音楽をつけたと思われ、その不協和音は、恐怖のイメージをより強くする。
岸田今日子さんを起用したことも当たっており、これもまた、雰囲気を高める要因となっている。
また、衣装、セット、照明の質も高い。
日本映画のシュールレアリスム作品として、トップ3には間違いなく入るであろう傑作。
eminem-Recovery
恥ずかしながら、中学生のときからエミネム好きなので、新しいアルバムを聴いて思ったこと。
relapseも出来としてはイマイチだったけれど、今作は前作よりも悪い。
スキットがないという今までにない作り方によって、アルバム全体としての統一感は失われ、07年から10年までにレコーディングされたことで、relapseのB-sideプラス、新曲を何曲かいれただけで、アナウンスされていた通りにrelapse2として出しても大差はない。ただ、セールス的には、タイトルを変えたほうが売れるだろうから、その考えが働いたのだろう。
曲をみると、やはりクリエイティビティの低下は感じる。新しいプロデューサーを何人か入れているが、ギター、シンセサイザー、スネアなどを多用した、曲としては明るく、現代的な作りで、エミネムの一番の良さである緊張感が薄れている。
また、BPMもアルバム全体を通してみると上下の差が少なく、1つの作品としての完成度を下げている。
まあタイトルもリカバリーなので、エミネムは楽しんでこれを作ったんではないかな、と思う。
次の作品があれば、おそらく1から作り始めるはずなので、また復活してほしい。
relapseも出来としてはイマイチだったけれど、今作は前作よりも悪い。
スキットがないという今までにない作り方によって、アルバム全体としての統一感は失われ、07年から10年までにレコーディングされたことで、relapseのB-sideプラス、新曲を何曲かいれただけで、アナウンスされていた通りにrelapse2として出しても大差はない。ただ、セールス的には、タイトルを変えたほうが売れるだろうから、その考えが働いたのだろう。
曲をみると、やはりクリエイティビティの低下は感じる。新しいプロデューサーを何人か入れているが、ギター、シンセサイザー、スネアなどを多用した、曲としては明るく、現代的な作りで、エミネムの一番の良さである緊張感が薄れている。
また、BPMもアルバム全体を通してみると上下の差が少なく、1つの作品としての完成度を下げている。
まあタイトルもリカバリーなので、エミネムは楽しんでこれを作ったんではないかな、と思う。
次の作品があれば、おそらく1から作り始めるはずなので、また復活してほしい。
jil sander
最近洋服もたくさん見るので、偉そうにレビューします。
ジルサンダーは完全にラフシモンズの支配下に置かれた。
蛍光色を合わせるこの色使いは、2000年代前半にギャルソンでよく見た気がする。
これだけの色を使っても、素材、カッティング、シルエットはやはりジルサンダーで、清潔感、高級感を残している。
ジルサンダー版ポールスミスストライプや蜷川実花の花柄もいい。
おそらく11ssは雑誌やセレクトのオリジナルで蛍光色のカラーパンツやトップスが今年の流行として紹介され、ジルサンダーのことなんて知らない人たちが買っていくと思うと寂しい。
ジルサンダーは完全にラフシモンズの支配下に置かれた。
蛍光色を合わせるこの色使いは、2000年代前半にギャルソンでよく見た気がする。
これだけの色を使っても、素材、カッティング、シルエットはやはりジルサンダーで、清潔感、高級感を残している。
ジルサンダー版ポールスミスストライプや蜷川実花の花柄もいい。
おそらく11ssは雑誌やセレクトのオリジナルで蛍光色のカラーパンツやトップスが今年の流行として紹介され、ジルサンダーのことなんて知らない人たちが買っていくと思うと寂しい。
2010年6月23日水曜日
ざーざーざー
今日学んだこと。
僕が乗っている自転車は、雨に濡れるとリンリンって鳴らすところが音がこもって全然響かなくなって、効果を発揮できない!
オックスフォードのシャツも、コーデュロイのパンツも、スプリングコートも、雨でいい味がでますように。
僕が乗っている自転車は、雨に濡れるとリンリンって鳴らすところが音がこもって全然響かなくなって、効果を発揮できない!
オックスフォードのシャツも、コーデュロイのパンツも、スプリングコートも、雨でいい味がでますように。
2010年6月20日日曜日
プリティ・イン・ピンク
全体が80年代特有の安っぽさに溢れているものの、品のよさを保っているのは、60年代の影響を受けたと思われる、撮影機材、照明があるから。
部屋の中は常にやや薄暗く、すべてに照明を当てているシーンはない。
衣装も、ラストのドレスを除けば、80年代という時代の良さをみることができる。
ジョンレノンの「Love」を口ずさみ、オーティス・レディングの「try a little tenderness」に合わせて踊る。また、ニューオーダーやエコー&ザ・バニーメンなど、一流の音楽を使っている。
アンディに責められ、困惑するブレーン役のアンドリュー・マッカーシーの金魚のような目の動きはうまい。
もしも中学生か、40歳以上が青春を思い出すのならば、楽しめる。
部屋の中は常にやや薄暗く、すべてに照明を当てているシーンはない。
衣装も、ラストのドレスを除けば、80年代という時代の良さをみることができる。
ジョンレノンの「Love」を口ずさみ、オーティス・レディングの「try a little tenderness」に合わせて踊る。また、ニューオーダーやエコー&ザ・バニーメンなど、一流の音楽を使っている。
アンディに責められ、困惑するブレーン役のアンドリュー・マッカーシーの金魚のような目の動きはうまい。
もしも中学生か、40歳以上が青春を思い出すのならば、楽しめる。
2010年6月17日木曜日
I'm starving!
知識に飢えてきています。
本屋に行くと、知識欲が溢れます。
サッカーばかり見て、映画の量が減っています。
テベス、ルーニー、リベリ、ガットゥーゾ、男性ホルモンが多そうな選手が好きです。
ピッティウォモが始まったので、コレクションも早くみたいです。
レディースはもうやってたみたいで、サンローランが良かったです。
本屋に行くと、知識欲が溢れます。
サッカーばかり見て、映画の量が減っています。
テベス、ルーニー、リベリ、ガットゥーゾ、男性ホルモンが多そうな選手が好きです。
ピッティウォモが始まったので、コレクションも早くみたいです。
レディースはもうやってたみたいで、サンローランが良かったです。
2010年6月13日日曜日
達成!
やっと豊饒の海4部作を読み終わりました!
中断していた期間が長かったので、多分2年くらいかかったような気がします。
読書は苦手ですが、少しずつ色々読んでみます。
街に行くと、札幌市民の半分が嫌っている偉大なお祭り、よさこいソーランが今日最終日でした。
お祭りで踊りを見るのに、お金を取るなんて、なんて楽しい考えなんでしょう!
集団でやれば何でもできる!街の主役は自分たちなんだ!という精神には吐き気がしますが、自分の中のどこかに、一回加わってみたいな、という気持ちがあるような気がします。でも多分5分で飽きます。やっぱり嫌いです。友達がやっていたので、悪口はいえません。悪いのは、ごく一部の人達なんです。
中断していた期間が長かったので、多分2年くらいかかったような気がします。
読書は苦手ですが、少しずつ色々読んでみます。
街に行くと、札幌市民の半分が嫌っている偉大なお祭り、よさこいソーランが今日最終日でした。
お祭りで踊りを見るのに、お金を取るなんて、なんて楽しい考えなんでしょう!
集団でやれば何でもできる!街の主役は自分たちなんだ!という精神には吐き気がしますが、自分の中のどこかに、一回加わってみたいな、という気持ちがあるような気がします。でも多分5分で飽きます。やっぱり嫌いです。友達がやっていたので、悪口はいえません。悪いのは、ごく一部の人達なんです。
2010年6月10日木曜日
めし
原作から映画が作られることは多いが、しっかりとした完成度を保っている作品は、意外と少ない。
多くの作品は、同じようなミスを犯してしまっている。そのミスとは、回収されない伏線の多さ。つまり、それは原作の情報量の多さを削り切れていない事からきている。
この作品は原作者が亡くなったために、原作が完成していない。そのため、結末を作る必要があった。
その結果、結末が浮いてみえてしまっている。原作は読んでいないが、おそらくラスト5分が映画用に作られた結末ではないか。むしろ、これを映像化するならば、ドラマ化するべきだった。
嵐はその後に晴れがくることの象徴、ネコは三千代の孤独の象徴として描かれている。
しかし、この終わり方にするならば、ネコが逃げてしまい、それでも三千代は笑っている。という終わり方でも良かった。
音楽の使い方も特徴的に感じた。夫婦ゲンカのシーンでは、スリラー映画のような音楽を使っている。このことで、不気味さまでも感じさせる。
また、川端康成が監修を担当しているだけあり、脚本、セリフのセンスは光る。
原節子さんの嫉妬の演技も素晴らしく、映画の質を高めている。
あんな態度をされるなんて。女性は怖い。
多くの作品は、同じようなミスを犯してしまっている。そのミスとは、回収されない伏線の多さ。つまり、それは原作の情報量の多さを削り切れていない事からきている。
この作品は原作者が亡くなったために、原作が完成していない。そのため、結末を作る必要があった。
その結果、結末が浮いてみえてしまっている。原作は読んでいないが、おそらくラスト5分が映画用に作られた結末ではないか。むしろ、これを映像化するならば、ドラマ化するべきだった。
嵐はその後に晴れがくることの象徴、ネコは三千代の孤独の象徴として描かれている。
しかし、この終わり方にするならば、ネコが逃げてしまい、それでも三千代は笑っている。という終わり方でも良かった。
音楽の使い方も特徴的に感じた。夫婦ゲンカのシーンでは、スリラー映画のような音楽を使っている。このことで、不気味さまでも感じさせる。
また、川端康成が監修を担当しているだけあり、脚本、セリフのセンスは光る。
原節子さんの嫉妬の演技も素晴らしく、映画の質を高めている。
あんな態度をされるなんて。女性は怖い。
2010年6月8日火曜日
いろいろ
日曜日は色々しました。
久しぶりに幼なじみと会ったり、5,6年ぶりに会った友達も。
北大でお祭りやってたので、勇気を出して行ったら、もうお祭り終わってたり。でも一回でも色々見れてよかった。
大丸に行って、ミッフィー展が月曜日までだったので、観てきました。
うさこさん、自分の中にたまってた悪いものを、スーッと取り払ってくれました。
こんな気持ちは、ムーミントロールさんを観たときと同じです。
ポスターも良かったし、たれ耳と、おじいちゃんにマフラーあげる話も良かった。
はらぺこあおむしとの競演もみれたし、深澤直人のふかふかの椅子とテーブルも。
たくさんリラックスできました。
久しぶりに幼なじみと会ったり、5,6年ぶりに会った友達も。
北大でお祭りやってたので、勇気を出して行ったら、もうお祭り終わってたり。でも一回でも色々見れてよかった。
大丸に行って、ミッフィー展が月曜日までだったので、観てきました。
うさこさん、自分の中にたまってた悪いものを、スーッと取り払ってくれました。
こんな気持ちは、ムーミントロールさんを観たときと同じです。
ポスターも良かったし、たれ耳と、おじいちゃんにマフラーあげる話も良かった。
はらぺこあおむしとの競演もみれたし、深澤直人のふかふかの椅子とテーブルも。
たくさんリラックスできました。
2010年6月7日月曜日
Faster, Pussycat! Kill! Kill!
音楽と同様に、映画においてもオープニングは重要だ。良ければ信頼を得られるし、そこで興味を失ってしまえば、その後は観てもらえないか、作品を通して信頼を回復するしかない。
カルト映画界においてのロバート・ジョンソン、クロスロードで映画の悪魔に魂を売ったであろうラス・メイヤー監督の最高傑作であるこの作品のオープニングは、映画史上ナンバーワンといってもおかしくないほど、キレている。
ウッドベースに乗せ、黒の画面に、ナレーションの声を音声波形のように流す。これはもう、一流のアート作品として十分に通用する。
さらに、この映画のために書き下ろされたであろう「Run pussycat」という最高!!の曲に乗せて、ゴーゴーガールズは踊り、男たちは狂う。
これだけで、映画1本分の満足感は得られる。
この映画は、砂漠のシーンが多い。そこでは、被写体を下から見上げるようなカットがいくつかある。その撮り方はred hot chili peppers の「give it away」のPVに影響を与えたのではないかと感じた。
3人のPussycatたちが暴れる。それだけしかストーリーはない。いや、それだけで十分だ。だって、楽しいんだから。
Welcome to Violence!!
カルト映画界においてのロバート・ジョンソン、クロスロードで映画の悪魔に魂を売ったであろうラス・メイヤー監督の最高傑作であるこの作品のオープニングは、映画史上ナンバーワンといってもおかしくないほど、キレている。
ウッドベースに乗せ、黒の画面に、ナレーションの声を音声波形のように流す。これはもう、一流のアート作品として十分に通用する。
さらに、この映画のために書き下ろされたであろう「Run pussycat」という最高!!の曲に乗せて、ゴーゴーガールズは踊り、男たちは狂う。
これだけで、映画1本分の満足感は得られる。
この映画は、砂漠のシーンが多い。そこでは、被写体を下から見上げるようなカットがいくつかある。その撮り方はred hot chili peppers の「give it away」のPVに影響を与えたのではないかと感じた。
3人のPussycatたちが暴れる。それだけしかストーリーはない。いや、それだけで十分だ。だって、楽しいんだから。
Welcome to Violence!!
2010年6月6日日曜日
戦場でワルツを
いい映画は、なぜ?の疑問に答えが用意されている。
なぜ薬指に指輪をはめているのか、なぜ病気なのか、なぜ不自然な場所にこれを置いているのか。
この映画のなぜ?は、なぜこの作品はアニメーションである必要があるのか?これが一番の疑問として頭に浮かぶ。
このストーリーならば、実写でも十分に機能するし、アニメーションでしかできない演出もそれほど多くはない。ではなぜアニメーションにしたのか?その答えは、ラストシーンにある。
ゴーン、ゴーン、という鐘のような音に乗せ、戦争による悲惨な虐殺を実写で映し、この映画は終わる。
この映画と似たような手法で、サブリミナル効果というものがある。一瞬だけメッセージをはさみ、観客の潜在意識を刺激する。時間的には圧倒的に短いにもかかわらず、そちらのほうが記憶に残る。
つまり、この映画が本当にみせたいのは、虐殺の記憶であり、その1,2分をみせるために、約80分のアニメーションが存在する。結局、それまでのアニメーションは、実写のための前座でしかない。
ディティールについては、煙草の煙などが、一部CGになっているが、そこはアニメーションで表現したほうがいいのではないかと感じた。おそらくこのアニメーション全体も、5年も経てば古く感じるのではないか。
ただ、ぶつ切りにしたようなエピソードの組み立て方やリズム、テーマをどのように観客に感じ取らせるか。など、観るべき箇所はいくつもある。今という時代だからこそ、この表現ができるともいえる。
なぜ薬指に指輪をはめているのか、なぜ病気なのか、なぜ不自然な場所にこれを置いているのか。
この映画のなぜ?は、なぜこの作品はアニメーションである必要があるのか?これが一番の疑問として頭に浮かぶ。
このストーリーならば、実写でも十分に機能するし、アニメーションでしかできない演出もそれほど多くはない。ではなぜアニメーションにしたのか?その答えは、ラストシーンにある。
ゴーン、ゴーン、という鐘のような音に乗せ、戦争による悲惨な虐殺を実写で映し、この映画は終わる。
この映画と似たような手法で、サブリミナル効果というものがある。一瞬だけメッセージをはさみ、観客の潜在意識を刺激する。時間的には圧倒的に短いにもかかわらず、そちらのほうが記憶に残る。
つまり、この映画が本当にみせたいのは、虐殺の記憶であり、その1,2分をみせるために、約80分のアニメーションが存在する。結局、それまでのアニメーションは、実写のための前座でしかない。
ディティールについては、煙草の煙などが、一部CGになっているが、そこはアニメーションで表現したほうがいいのではないかと感じた。おそらくこのアニメーション全体も、5年も経てば古く感じるのではないか。
ただ、ぶつ切りにしたようなエピソードの組み立て方やリズム、テーマをどのように観客に感じ取らせるか。など、観るべき箇所はいくつもある。今という時代だからこそ、この表現ができるともいえる。
2010年6月3日木曜日
ローズマリーの赤ちゃん
例えば、目の前に中身がわからない箱があれば、この中には何が入っているのだろうと考える。
生き物かもしれないし、機械かもしれない、爆弾かもしれないし、毒ガスかもしれない。何も入っていないという事だって考えられる。想像上の選択肢は無限にある。
ではもし、大きくなってきたお腹の中にいるのが、赤ちゃんではない可能性があったら?この映画は、妊娠している人には絶対に薦められない。ロマン・ポランスキー監督は、不安とともに大きくなっていく想像力をうまくついている。
環境の変化、自身の変化、徐々に広がっていく不安は、周囲の人間すべてを敵に変え、唯一信用できる自分自身の中に、信用できない物体が存在している。
また、ところどころで使われる時計のカチカチという音は、時間の経過とともに、やがてくる恐怖と不安に追い詰められていることを表現している。
ローズマリー役のミア・ファローは、キャスティング、演技ともに最高で、歴代の映画の中でもトップ3に入る演技だったのではないか。
音楽も一流で、この映画の持つ恐怖を、しっかりと支えている。
悪い結果であっても、自分が作った料理は美味しく感じるし、作ったものにも愛着が湧く。自分の中から生み出されたものは、どんなものでも愛情は生まれる。
生き物かもしれないし、機械かもしれない、爆弾かもしれないし、毒ガスかもしれない。何も入っていないという事だって考えられる。想像上の選択肢は無限にある。
ではもし、大きくなってきたお腹の中にいるのが、赤ちゃんではない可能性があったら?この映画は、妊娠している人には絶対に薦められない。ロマン・ポランスキー監督は、不安とともに大きくなっていく想像力をうまくついている。
環境の変化、自身の変化、徐々に広がっていく不安は、周囲の人間すべてを敵に変え、唯一信用できる自分自身の中に、信用できない物体が存在している。
また、ところどころで使われる時計のカチカチという音は、時間の経過とともに、やがてくる恐怖と不安に追い詰められていることを表現している。
ローズマリー役のミア・ファローは、キャスティング、演技ともに最高で、歴代の映画の中でもトップ3に入る演技だったのではないか。
音楽も一流で、この映画の持つ恐怖を、しっかりと支えている。
悪い結果であっても、自分が作った料理は美味しく感じるし、作ったものにも愛着が湧く。自分の中から生み出されたものは、どんなものでも愛情は生まれる。
2010年6月1日火曜日
イングロリアス・バスターズ
カートコバーンはいつも汚れた服を着ているイメージがある。スティーブ・アルビニだって、エディヴェダーだって、服は汚れている。彼らにとって洋服は汚れているのが当たり前で、汚れていなくては気がすまないんだろうと思う。
クエンティン・タランティーノ監督にとって映画は、エンターテインメントではないといけなく、殺人がなければ映画とはいえない。おそらく殺人によるアドレナリンの分泌が観客を一番興奮させる、と思っているんではないだろうか。
この作品は約2時間半あり、普通の映画よりも長い。しかし、この内容からみて、この長さは、適切か、やや短く、長くはない。
タランティーノ監督はおそらくこの長さを気にしていて、観客の注意をそらさない工夫がみられる。
全体の約30分ごとに、バイオレンスを入れ、20分ごとに、クリアなレコーディング状態の音楽を、効果音のように音量を上げて挿入する。
これらをすることにより、観客は2時間半という長い時間を、集中力を極端に下げることなく観ることができる。
ブラット・ピットの演技もエンターテインメントを感じさせる。訛りの入った英語を使うこの役は、「あのブラット・ピットが!」と思わせることしか目的はない。
衣装や編集、特殊効果でここは違う、と思う箇所があり、映画としては完璧ではないかもしれない。
ただこれはエンターテインメントなんだから、小さいことは気にせずに楽しもう。
クエンティン・タランティーノ監督にとって映画は、エンターテインメントではないといけなく、殺人がなければ映画とはいえない。おそらく殺人によるアドレナリンの分泌が観客を一番興奮させる、と思っているんではないだろうか。
この作品は約2時間半あり、普通の映画よりも長い。しかし、この内容からみて、この長さは、適切か、やや短く、長くはない。
タランティーノ監督はおそらくこの長さを気にしていて、観客の注意をそらさない工夫がみられる。
全体の約30分ごとに、バイオレンスを入れ、20分ごとに、クリアなレコーディング状態の音楽を、効果音のように音量を上げて挿入する。
これらをすることにより、観客は2時間半という長い時間を、集中力を極端に下げることなく観ることができる。
ブラット・ピットの演技もエンターテインメントを感じさせる。訛りの入った英語を使うこの役は、「あのブラット・ピットが!」と思わせることしか目的はない。
衣装や編集、特殊効果でここは違う、と思う箇所があり、映画としては完璧ではないかもしれない。
ただこれはエンターテインメントなんだから、小さいことは気にせずに楽しもう。
さようなら、こんにちは。
最初の20年こそが人生の一番長い半分だ。
この言葉通りだと、僕は人生の半分と一年を過ぎ、22歳になりました。
この年齢になることが想像できず、もうどこか違う場所に行っているはずだ。とずっと思っていました。でも僕はまだここにいます。
宇宙の歴史からみて、21年なんて、塵よりも小さく、存在なんてしてもしなくても、変わらないのかもしれません。
今、毎日のように、走って、映画を観て、音楽を聴いて、本も読めるようになりました。
20歳の一年よりも、たくさんの経験をして、たくさん知り合いも増えました。
きっと、いや、どうなるのかわかりません。
自分が満足できる、何かをのこせますように。
この言葉通りだと、僕は人生の半分と一年を過ぎ、22歳になりました。
この年齢になることが想像できず、もうどこか違う場所に行っているはずだ。とずっと思っていました。でも僕はまだここにいます。
宇宙の歴史からみて、21年なんて、塵よりも小さく、存在なんてしてもしなくても、変わらないのかもしれません。
今、毎日のように、走って、映画を観て、音楽を聴いて、本も読めるようになりました。
20歳の一年よりも、たくさんの経験をして、たくさん知り合いも増えました。
きっと、いや、どうなるのかわかりません。
自分が満足できる、何かをのこせますように。
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うーん、文章を書くのは難しい。 読み返すと、かっこつけていて、いやらしさを感じてしまう。 もっと自分の情けなさとかを出せるようにならないと。 もっともっと知性をつけなきゃ。 でも結構続けられたことを、自分で褒めよう。 いつか納得がいく文章を書いてみたい。












