2018年7月9日月曜日

メキシコ1 メキシコシティ

こんにちは。

キューバを後にし、僕が向かったのはメキシコシティ。
ここからは出国の日にちは気にせずに、のんびりと歩き回れる。

キューバからの直行便でメキシコシティに着いたのは午後7時頃。ささっと入国審査を済ませ、まずはATMを探し、メキシコペソを引き出す。キューバではこれができなかったので、まずは一安心。
そして地下鉄へ。窓口でチケットを買い、プラットフォームへ歩いていると、おじさんが話しかけてきた。

「日本人?」

お決まりの手だ。
様子を伺いながら話していると、何かを売りつけてくる様子はないし、身なりも普通の背広を着たおじさんだ。私は大学の教授で、横浜に学会で行ったなどと言い出した。
途中まで一緒だから一緒に行こうと言われ、僕は乗り換えも不安だったので、誘いに乗り、一緒に行くことにした。

おじさんはチアパスの出身で、今夜の夜行バスで帰るのだという。ただ、実は昼からトラブルが続いて、、
と言うので、何があったんですか?
と訊くと、タクシーに乗ったところ、どこか知らない所へ連れて行かれ、タクシーから無理やり出され、2、3人に強盗にあったのだという。脚を引きずって歩いているのは、その時に棒で殴られたからだ。と。
確かにずっと脚を引きずっていたし、メキシコのタクシーは危険だという情報もみていた。

ただ、ホントか?じゃあ何故地下鉄に乗る金がある?そしてバスにも乗ろうとしているじゃないか。僕は半信半疑で話を聞いていた。

おじさんはその後、地下鉄は危ないから荷物を前で持つように、とか、タクシーは気をつけろ、とかこのあとはこう乗り換えれば目的地に着けると教えてくれ、最後にメールアドレスをを紙に書いて渡してくれ、チアパスに来る際は連絡してくれ。と言ってくれた。
そして別れ際。

「言いにくいのだが、気を悪くしたら申し訳ないのだけれど。」

と言うので、何ですか?と訊くと。

「お金を少し恵んでくれんか?」

ああ、やはりか。

でもまあ、親切に途中まで乗り換えも教えてもらいながらついて来てもらったし、いいか。と思いながら財布を出すと。

「500円位くれると嬉しいんだが」

なぬ?こんなことを言ってくるとは、、と急に腹が立ってきたが、僕は少し多めに渡した。

「ありがとう。これでバスが少しいいクラスのものに変更できる!ありがとうな。」

と言って、去っていった。

僕は乗り換えの地下鉄に乗りながら、また腹が立ってきた。

そうか。これがメキシコか。。。

と同時に、こう思った。
もしもあのおっちゃんが日本人を狙い、僕から金をせびることに成功したおかげでこれからも日本人を狙い続けるのだとしたら、僕は申し訳ないことをしてしまった。と。

僕が予約していたホステルは、街のど真ん中のにあるホステルだった。夜9時頃、警戒心を強めながら10分ほど歩き、ようやくホステルへ到着。
街はかなり静かで、人通りは少なかった。

部屋は予約した際にドミとシングルの値段が同じだったので、もちろんシングルに。
移動日はやはり疲れるので、シャワーを浴び、すぐに寝ることにした。
と、またイライラしてきた。

もうあの強盗にあった話が本当であろうと嘘であろうとどうでもよくなっていた。

キューバ11 まとめ

こんにちは

たった一週間の滞在でしたが。
キューバで感じたことのまとめです。

  • 現金は多めに持つ(USドル以外。ただし、保管場所はきちんと分ける)

キューバではATMが対応していない可能性が高いです。僕の新生銀行は対応していませんでした。そしてクレジットカードも高級ホテルでの支払いのみ。ということは、現金がなくなった時点で出国日までストリート暮らしを強いられます。
僕はUSドルしか持っていなかったため、両替の度にさらに10%持っていかれました。。。

キューバは僕の感じでは治安は割と良いです。大抵の家の玄関のドアは半開きで住人が座っておしゃべりしています。なので、いきなり襲われたり、ということはないと思いますが、スリはいます。相手はプロで、気づくのは難しいので、心の準備は必要です。
最低2ヶ所、それ以上の箇所に現金やカードはバラしましょう。
もしもやられても、自分を責めないでください。自分はバカだからやられた、と思ってしまうと思いますが、切り替えましょう。


  • ぼったくられても気にしすぎない

キューバは通貨が2種類あるという世界でもなかなかない面倒くさいところです。
これが厄介で、1と書いてあっても1cucか1cupかは知らなければ理解不能。
そして店員は躊躇なくCUPをかっさらって行きます。
ちゃんと教えてくれる人は稀だと思ってください。
ただ、セントラルから離れるほど人はよくなってきます。
やられる前に気づいて言う。
やられても、これがキューバの文化なんだ、と思わないとやっていけません。

トリニダーで出会った韓国人のミランちゃんと帰国後話すと、キューバ人の金しか考えないところが嫌になって、帰国するときにはキューバが大嫌いになった、と言っていました。
まあ、これもスペイン語を話せてコミュニケーションをとりまくったから感じることができたのだと思います。これを良いと捉えるか悪いと捉えるか。
僕は旅行の目的は文化の違いを見ることなので、良かったのだと信じています。
文化の違いを楽しみましょう。

  • 行く前の下調べは入念に

キューバはどこに行ってもネットを使う際は有料です。さらに限られた公園やホテルでプリペイドカードを買って初めてネットに繋がるという場所ですので、キューバに入国する前にだいたいの情報をメモしておきましょう。
あとは、現地で出会った人に聞いたり、アジア系の宿に行けば情報ノートもあると思います。ただ、ガチガチに予定を組むよりは、キューバという国が持つゆるい空気に身を任せながら、気の向くままに行動するのもオススメです。
なので、泊まる場所や交通、お金の計算を下準備でしておけば、なんとかなるはずです。
ネットから解放された時間を過ごすことができるのも、キューバの魅力の一つだと思います。


  • 数字だけでもスペイン語を

中米、南米は僕もびっくりしたのですが、ヨーロッパと違い、英語を話せる人はほとんどいません。(宿のスタッフも)旅慣れてる人であれば雰囲気で何を言ってるか感じることができると思いますが、そうでなければキツいかもしれません。
小さいスペイン語の本を持って行きましょう。
アメリカ人のように強気に英語で押し切るのは、恥ずかしいことですし、相手への敬意も何もありません。とりあえず、トライしてみることをおすすめします。


  • 空港から街中までバスで行くことは可能だが。。

僕は空港から街までをタクシーで、帰りはバスで空港まで向かってみました。
結論から言うと、バスはかなり面倒です。
まず、バス停までが遠い上に、バスで行く旅行者はほぼいません。
なので、他のバックパッカーに適当について行くという技が使えません。
確か、バス停から空港まで、30分近く歩いたと思います。
バスにうまく乗れた場合、空港から街までは、終点で降りればいいと思うのですが、空港行きの場合は終点でないプラス、窓から空港が見えないので、だいたいの感覚で降りるか、運転手なり誰かに確認が必要です。
Maps.meは必須だと思います。GPSがうまく働いていれば、だいたいの場所で降りれるはずです。
そしてなんといっても、バスの安さ。タクシーがだいたい25CUPに対して、バスは1CUPかかりません。これは貧乏旅行者にとって相当大きいです。
ただ、バスの運転手がお釣りを持っているかはわからないので、例えば入国して両替したけど、小さいコインがない場合は運転手がどういう対応をしてくるかわからないので、自己責任で行う必要があります。
ちなみにバス停はこの辺りです。到着と出発は国際線ならばターミナル3でここまで歩くか、ターミナル2までのシャトルが走ってると思いますが、僕は歩いて行きました。(約20分くらい)



以上、簡単なまとめです。
僕はたった6日の滞在でしたが、かなりキューバが好きになりました。
自分がどの時代にいるのかわからなくなるタイムスリップ感は他の国よりも強く、
人々のイージーゴーイングな雰囲気も、好きでした。
また、社会主義国特有のお金や物に対する考え方や問題、観光客が増えてくることで変わってくるであろう国の様子について考えることができたことも、満足の要因の一つです。
もっと時間があれば、さらに深くキューバ音楽の魅力を味わうことができたのですが。。。

2018年7月6日金曜日

キューバ10 最終日

こんにちは

空きがあるという宿へ行くと、ちゃんと空きがあった。ここは、ホームステイの感覚で、家族のリビングの横の部屋に泊まるスタイルだった。
僕らは疲れもあり、ここに決め、ハバナ最後の日を楽しむことにした。
もう一度カクテルを飲みに行ったり、いい路地裏を探してみたり。




歩いていると、男が話しかけてきた。

「日本人か?」

また葉巻のフェスでもやってるのかなと思いつつ、聞いていると、
音楽が聞こえる家へ案内された。

入ると、なんと日本人が演奏していた。
話してみると、キューバに楽器を習いに来ていて、横にいた先生に教わっているらしい。
この方曰く、この先生は若いがキューバでもトップアーティストのようで、しばらく習っているんだとか。すごい。そして僕らを日本人っぽいからといって声をかけて連れてくるおっちゃんもすごい。

次の日にこの先生がクラブで演奏するから来ないかと誘われたが、僕らはもうその時間にはキューバにはいない。

残念すぎる。。。。

やはり、本物のキューバ音楽はセントラルにはないと。
観光客が来るようなところにはない、と。
そりゃそうだし、そうであってほしい。
そして、僕はそこに猛烈に行きたかったが、叶わなかった。

やはり1カ国に6日はさすがに足りなさすぎる。
改めてそう感じた。

2018年7月5日木曜日

キューバ9 ハバナへ

こんにちは。

朝、朝食を早めに出してもらい、タクシーでハバナまで戻ることに。
バスもあるが、予約しないとチケットが余っているかわからない。
前日に出会ったキョーコさんがタクシーでハバナまで戻るというので、相乗りさせてもらった。

キョーコさんは群馬県出身で、実家はお寺なのだそう。韓国語が話せて、今回はカナダを少し回ってからキューバに入ったそうだ。

僕らは二人ともキューバからの出国が次の日で、この日の宿の予約もなにもしてなかったので、二人で一緒に宿を探すことに。

無事にハバナに到着し、まずはキョーコさんがトリニダーに来る前に泊まっていたという宿に行ってみることに。
ここもアジア系観光客向けのドミらしい。一周してみると、なんとも言えない雰囲気が、キューバではない、中国の労働者向け集合住宅地のような空気感だ。リビングには韓国人達がビールを飲みながらトランプをしていた。
スタッフと話すと、なんと空きが無いとのことだった。

そこでキョーコさんが、わっ!と声をあげた。
「財布がない!」

キョーコさんいわく、タクシーから出るまでは、あったと。あったから、タクシー代も払えた。だとすると、そこからこの宿までの5分間の中で無くなったと。

僕も記憶を振り返ってみても、わからない。どこかに落としたんじゃないか、と信じたかったが、どうしてもわからなかった。多分二人とも油断があったのだろう。

ただ、キョーコさんは多少の現金とクレカはやられたが、他は別で持っていた。
不幸中の幸いだ。
落ち込むことではあるが、正直ここはよかったと思うしかやってられない。

と、宿のスタッフが、電話をし、知り合いの宿なら空いていると言う。

僕らは伝えられた場所に移動することにした。
しっかりとした警戒心を持って。


2018年7月1日日曜日

キューバ8 洞窟クラブ2

こんにちは。

リョータくんに付いて、夕食だけ食べることができるかどうかを僕は宿まで聞きに行くことにした。
どうやらここはアジア人旅行者に有名な宿で通称「レオとヤミの家」と言うらしい。
夕食時間の1時間前に聞いたのにも関わらず、なんとオッケーだった。
僕はビーフにしたが、ロブスターも選べるようで、値段も安い。
肝心の夕食は、やはりこれ目当てで来る人もあるだけあってうまい。
キューバでは料理は一切期待していなかっただけに、いい意味で期待はずれのうまさだ。
(写真は撮ってないです。すみません)

夕食は僕以外ここの宿に泊まっている人たちで、合計10人くらいいた。
ほぼ日本人で、卒業旅行の大学生3人組、長期旅行のカップル1組、中期旅行の女性が1人、メキシコで働いている韓国人女性が1人、飛行機を使わないで世界一周をしている人もいた。

ただ、なんと言うのだろう、僕には、居心地が悪かった。
もともと大勢の人数がいると、緊張してしまうのと、話を聞いていると、日本人旅行者はほとんどどの都市に行っても、同じところに泊まっているらしい、ということがわかって、引いてしまった。
なぜわざわざ外国に来て、日本人とばかり過ごすのか。
僕はそれがずっと理解できない。
と言いつつ、今僕も彼らといる。
つまり、一緒だ。


やり手のリョータくんが、トリニダーに洞窟クラブというのがあると教えてくれ、みんなで行くことになった。
クラブは23時ごろからなので、それまでは近くのショップで買ったラム(驚くほど安い)を飲む。
いい感じになったところでクラブへ。

客は3分の2がローカルで、それ以外は観光客といったところだ。
音楽はいわゆるラテンアメリカで流行っている音楽で、スクリーンでPVも流していた。
ドリンクは高くはないが、お釣りをぼったくろうとしてくるので注意。
明らかにわざと少なく渡してくる。


韓国人の女の子たちは飲みまくり踊りまくり、韓国人はクラブ好きという噂で聞いた通りだ。
僕らは3時ごろ出ることに。ただクラブは多分朝まで開いてるはず。
なかなか面白いクラブなので、トリニダーに行かれた方はぜひ。
場所は宿の人に聞けばわかるはず。

2018年6月28日木曜日

キューバ7 洞窟クラブ1

こんにちは。

乗馬ツアーを終え、街に戻っていると、軽快な音楽が聞こえてきた。
音につられながら歩いていると、街の広場でライブバンドが演奏している。
前にテーブルが並んでいるが、レストランなどでもないようで、
僕らはテーブルを確保し、乾いた喉をビールで潤すことにした。
音楽はこれぞキューバといった音楽で、クオリティは文句なく素晴らしい。
こういう時に思う。これが日本にいる時に足りないと感じているものだ、と。

周りを見渡すと、日本人らしき男性が一人で、テーブルに座ってビールを飲んでいた。
するとミランちゃんが「あの人日本人かな?話しかけようかな?ねえ、いい?」
と聞いてくる。

僕は旅行中は日本人と必要以上に関わるのは正直好きじゃない、というか大体避けている。カッコつけているように聞こえるかもしれないが、苦手なのだ。
理由は、相手について余計なことを考え過ぎてしまうから。

少し、渋っていたが、それでもミランちゃんは話したそうなので、まあいいよ、と言うと、ミランちゃんは迷うことなく行く。これが韓国人の積極性か。。。
と、思っていると、5秒も経たないうちにこっちのテーブルに連れてきた。

は、速い。

話してみると、やはり日本人で、見た目に反して大学生だった。休学して、中国から回り始めメキシコのカンクンの日本人宿で1ヶ月ほど働き、キューバの後はドイツ経由で帰国するらしい。

その時、ミランちゃんはもう一人アジア人を見つけていた。
「韓国人かな?」とミランちゃん。僕「いや、台湾じゃないか?」
と言うやり取りをしている最中からもうミランちゃんはもう行く。

は、速すぎる。。

そして当然のようにテーブルに連れて来る。
ミランちゃんのいった通り、韓国人の女の子だった。
チリのサンティアゴで留学していて、期間が終わり、旅行に出たのだそうだ。
話を聞いていると、三人ともスペイン語もいけるらしい。
やはり時代は3ヶ国語以上か。。

日本人大学生のリョータくんは、アジア系の宿に泊まっているらしく、そこではオプションで夕食が付くらしいのだが、それがものすごく美味いと評判だそうで、違うところに泊まっていても夕食だけ食べにいけるかもしれないと言う。

長くなったので次に続く

2018年6月21日木曜日

キューバ6 乗馬

こんにちは

今日は前日会った韓国人の女の子、ミランちゃんと、ここトリニダーのメインアクティビティの一つである、乗馬に行くことに。
朝早く広場で待ち合わせをするが、本当にミランちゃんが来るのか不安になる。
第一にキューバではネットもろくに使えないから連絡できない、というかそれを知っていたから連絡先も聞いていない。

欧米人は約束なんてあってないようなもので僕はそっちに慣れているので、まあ期待せずに行ってみると、いた。アジア人はやっぱり真面目だ。こんな当たり前のことで嬉しくなる。

乗馬は道で声がけをしているおじさんたちがたくさんいて、ミランちゃんは前日に良さそうな人をすでに見つけていたらしい。しかし、そのおじさんがなかなか見つからない。
他の人に聞き込みをしつつカフェで待つことに。
カフェのおじさんと話していると、自撮り棒を持ってないか聞かれる。欲しいと。
僕は持っていない。じゃあそのナイキのスニーカーをくれと冗談で言ってくる。
なんでも、やはりそういったものは国に入って来ないらしい。
スマホは持っている人はたくさんいる。iPhoneを持っている人もハバナで見かけたが、盗品だろう。

そうこうしていると、おじさんが見つかり、乗馬に出発することに。
乗馬しながら山の滝を目指し、そこで休憩してまた乗馬で帰って来るコースで、昼食も込みだ。

ガイドが一人、他のメンバーはフランス人の女の子が二人。
簡単に乗り方を言われ、早速出発。
基本的にガイドが先導してくれるので、ほっといていても勝手に進んでくれる。
少しすると、荒野に出る。
川も渡る

そして、昼食場所へ到着。
昼食はサラダとパン、芋とチキンだ。しばらく朝食以外ろくなものを食べていなかったので、なかなかうまい。
すると、テーブルの周りにはチキンたち。。いや、ニワトリが。。。
ニワトリに囲まれながらチキンを食べる。。
そして落ちたチキンをニワトリたちが食べる。。。
チキンがチキンを。。
食料、命に感謝しよう。
休憩後
さらに30分くらい進むと、やっと滝へ到着。
天気もよく、みんな水浴びをしている。
僕は、前日の海もそうだったが、水着がない。
買わないとな。どこかで。
ミランちゃんが水浴びをしている間、僕はモヒートを飲む。
乗馬も普段使わない筋肉を使うようで、いい運動だ。
ほどよい疲れで、ゆっくりと時間が過ぎてゆく。

1時間ほどで、帰りの時間に。
帰りはガイドが馬をせかしだし、走り出す。
体が左右に振られる。カメラをしっかりと掴み、なんとかしがみつく。
何度か本気で馬に振り落とされるかと思ったが、
乗り切った。怖かった。
ただ、このスリル。。
気持ちいい。。。

街へ帰ったところで、ツアーは終了。

帰りにガイドと話していると(正確にはミランちゃんがスペイン語で。僕は通訳してもらって聞いているだけ)ガイドは大学でエンジニアリングを学び、就職したが、給料は一律で月に25ドルほど。医者でも50ドルとか、いっても100ドルくらいなんだとか。
はっきりいって、おかしい。そして僕ら観光客はツアーに15とか、宿に25とか、タクシーに30とか、払っている。そりゃあ国がタックスを取っているだろうが、それでも、観光客を相手にするだけで、医者の何倍も稼げるのだ。
ガイドは馬鹿らしくなり、エンジニアを辞め、ガイド業に切り替えたのだそうだ。
キューバは素朴で素晴らしいところだが、色々ともちろん問題もあるし、これからかなり変わってくるだろう。

こういったことを知ることができたことも含めて、
僕はこのツアーに大満足だった。

メキシコ1 メキシコシティ

こんにちは。 キューバを後にし、僕が向かったのはメキシコシティ。 ここからは出国の日にちは気にせずに、のんびりと歩き回れる。 キューバからの直行便でメキシコシティに着いたのは午後7時頃。ささっと入国審査を済ませ、まずはATMを探し、メキシコペソを引き出す。キューバでは...